2007.1.14 小惑星フレイアによる掩蔽の観測成果


 2007.1.14 18時38分頃 観測された小惑星フレイア(76 Freia)による11.9等星(TYC 0003-00460-1)食の結果です。
九州から東海地方の広域で6地点の観測者により減光が観測されました。また、16地点では通過(食なし)が観測されました。
 減光の観測に成功されたのは、次の方々です。
影山和久さん(熊本市),小和田稔さん(静岡県森町),鈴木寿さん(静岡県浜松市).福井英人さん(静岡県藤枝市),内山雅之さん(三重県尾鷲市),早水勉(鹿児島県薩摩川内市),
また、松井聡さん(長野県上田市),岡本成二さん(岡山県津山市),横道順一さん(岡山県津山市),冨岡啓行さん(茨城県日立市),赤澤秀彦さん(岡山県倉敷市), 中島洋一郎さん&大倉信雄さん(岡山県瀬戸内市),八重座明さん(茨城県日立市),石田正行さん(滋賀県守山市),高橋進さん(ダイニックアストロパーク天究館/滋賀県多賀市), 橋本秋恵さん(埼玉県秩父市),相川礼仁さん(埼玉県坂戸市),渡部勇人さん(三重県いなべ市),内山茂男さん(茨城県つくばみらい市),唐崎秀芳さん(東京都練馬区),北崎勝彦さん(東京都武蔵野市), 前田展幸さん&柳澤正久さん(電気通信大学/東京都調布市)、では通過(食なし)が観測されました。
ご協力いただきました皆様には、この場をお借りしまして御礼申し上げます。

下図はせんだい宇宙館による整約計算の結果です。推定直径184kmの小惑星に対して、27.7km〜151.9km の小惑星の弦が求められました。

フレイアによる掩蔽
Reduced by Tsutomu Hayamizu. (Update 2007.1.21)

※ 観測結果は星食のメーリングリスト JOIN に公開されたものです


Dave Herald氏(IOTA,オーストラリア)による解析結果
今回の現象における、IOTA(The International Occultation Timing Association)のDave Herald氏による解析の結果を ご紹介します。
氏による解析からは、131.7 km(+/-2.5 km) x 164.0 km(+/-2.0 km),長軸の位置角 +7.9°+/-3.4°の楕円 が得られました。


YC 0003-00460-1(mag11.9) by (76)Freia on 2007 Jan.14, Japan
/Reduced by David Herald (IOTA)


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