2006.11.24 小惑星ウンディナによる掩蔽の観測成果


 2006.11.24 22時42〜43分頃 観測された小惑星ウンディナ(92 Undina)による恒星食の結果です。
この現象は、IOTA(The International Occultation Timing Association)により予報されていた現象です。 掩蔽された恒星は、かに座にある 11.3等星(TYC 1389-00070-1)で、三重県から岡山県の広域で 3地点の観測者により減光が観測されました。また、6地点では通過(食なし)が観測されました。
 減光の観測に成功されたのは、次の方々です。
横道順一さん(岡山県津山市),田中利彦さん(三重県伊賀市),監物邦男さん(岡山倉敷市)。
また、八重座明さん(茨城県日立市),相川礼仁さん(埼玉県坂戸市),柳澤正久さん&前田展幸さん(電気通信大学/東京都調布市), 福井英人さん(静岡県藤枝市),井田三良さん(滋賀県東近江市),石田正行さん(滋賀県守山市)、では通過(食なし)が観測されました。
以上のほかにも天候不良などで観測できずの報告も頂いております。 ご協力いただきました皆様には、この場をお借りしまして御礼申し上げます。

下図はせんだい宇宙館による整約計算の結果です。推定直径126kmの小惑星に対して、73.8km〜129.0km の小惑星の弦が求められました。

ウンディナによる掩蔽
Reduced by Tsutomu Hayamizu. (Update 2006.11.30)

図中の 藤橋和弘さまの観測は、予報時刻より観測の開始が若干遅くなってしまったものです。
※ 観測結果は主に星食のメーリングリスト JOIN に公開されたものです


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