2006.2.5 小惑星ホルムティアによる掩蔽の観測成果


 2006.2.5 23時15分頃 観測された小惑星ホルムティア(805 Hormuthia)による恒星食の結果です。
この現象は、瀬戸口貴司氏(東亜天文学会)により見出され、IOTA(The International Occultation Timing Association) により予報されていたものです。 掩蔽された恒星は、うみへび座にある 12.0等星(TYC 0208-00693-1)で、茨城県日立市の八重座明さんと 冨岡啓行さんにより食による減光が観測されました。 また、大槻功さん(宮城県丸森町),浜野和天文台(福島県郡山市),高島英雄さん(千葉県柏市),相川礼仁さん(埼玉県坂戸市) ,北崎勝彦さん(東京都武蔵野市)では通過(食なし)が観測されました。
以上のほかにも天候不良などで観測できずの報告も頂いております。 ご協力いただきました皆様には、この場をお借りしまして御礼申し上げます。

下図はせんだい宇宙館による整約計算の結果です。 八重座さんの観測は、録音機器のトラブルのためおよその継続時間で示しています。 推定 67kmの小惑星に対して、冨岡さんの観測からは、61.7km の小惑星の弦が求められました。

ホルムティアによる掩蔽
Reduced by Tsutomu Hayamizu. (Update 2006.2.11)

※ 観測結果は星食のメーリングリスト JOIN に公開されたものです


星食のページへ戻る
星食のページへ戻る