下図はせんだい宇宙館による整約計算の結果です。浜野和さんの観測からは、推定直径 148kmの小惑星に対して 137.5km の小惑星の弦が求められました。また、この小惑星による恒星食は、2004年12月にもせんだい宇宙館にて 観測されており、その際には 145.9kmの弦長が得られています。
Reduced by Tsutomu Hayamizu. (Update 2005.12.17)
※ 観測結果は星食のメーリングリスト JOIN に公開されたものです
食の観測された冷却CCD画像より
以下は、食の観測された、浜野和弘巳様(福島県郡山市)の冷却CCDの画像と、解析結果のグラフです。
画像は日周運動の光跡です。中央の恒星(2UCAC 30199986 12.0等)の線は途中で途切れており、ここで小惑星が恒星を隠したことが分かります。
露出の開始と終了の時刻を正確に管理することで、現象の時刻を割り出しました。
浜野和弘巳さん提供(福島県郡山市)
1.撮像日時: 2005年12月05日 06時03分01.0秒〜06時03分31.0秒(30秒積分) 2.観測機材: Pellow D=400mm fl=1800mm Newtonian SBIG ST-8冷却CCDカメラ 3.撮像条件: 冷却温度:‐10.2℃,ビニング: 3x3ビニング 4.画像補正: ダークフレーム: 8フレームをメディアン処理 フラットフィールド: 8フレームをメディアン処理 5.解 析: ステライメージVer,5によるピクセルData計測 | |