下図はせんだい宇宙館による整約計算の結果です。推定155kmの小惑星に対して、177.8〜188.7kmの小惑星の弦が求められました。
Reduced by Tsutomu Hayamizu. (Update 2004.12.18)
* 図中の「高島、大場」は、高島英雄さんと大場富士夫さんの共同観測です。
※ 観測結果は星食のメーリングリスト JOIN に公開されたものです
* 前野さんの観測における破線は、減光の瞬間が不明であったことを示します。
12月7日(85)Io による掩蔽の David Herald氏によるフィッティング
Reduced by David Herald. (Update 2004.12)
この小惑星(85)Io による恒星食は、1995年12月10日の恒星食でも北米で6地点の観測が得られています。さらに、今回の日本での観測の
わずか 18時間19分後には、ヨーロッパで別の恒星を掩蔽しました。
別の恒星食が、ヨーロッパの広い範囲で15名の観測者により減光の観測に成功しています。
David Herald氏によると、それぞれの観測から得られた楕円の大きさは以下の通りです。
1995年12月10日(北米): 194 x 138km
2004年12月07日(ヨーロッパ): 198 x 103km
以下は、David Herald氏(豪)による整約計算結果です。 201 x 160 km の楕円の断面が当てはまりました。
12月13日(85)Io による掩蔽(ヨーロッパ)の David Herald氏によるフィッティング
Reduced by David Herald. (Update 2004.12)