2004.4.5 小惑星ルーテラによる掩蔽の観測成果


 2004.4.5 03時44分頃、新潟県で観測された小惑星ルーテラ(1303 Luthera)による恒星食の結果です。
 この現象は、瀬戸口貴司氏(JOIN,東亜天文学会)により見出され、IOTA(The International Occultation Timing Association) により改良されていた予報です。 掩蔽された恒星は、いて座にある10.8等星(2UCAC 20272107)です。

観測に成功されたのは、浜野和弘巳,博子ご夫妻(福島県福島市)で、新潟県弥彦山まで遠征されて、 成功の観測を導きました。また、土川啓さん(石川県柳田星の観察館「満天星」)と金野栄敏さん(岩手県花泉町) からは通過(食なし)が報告されました。

下図はせんだい宇宙館による整約計算の結果です。 この結果から、15.7kmの小惑星の弦が求めらました。 なお、この小惑星の推定直径は85kmですが、小惑星のどの部位が観測されたかは不明です。

ルーテラによる掩蔽
Reduced by Tsutomu Hayamizu. (Update 2004.4.7)

※ 観測結果は星食のメーリングリスト JOIN に公開されたものです


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