観測に成功されたのは、北崎勝彦さん(東京都武蔵野市),鈴木智さん(横浜市),高島英雄さん(千葉県柏市)です。 また、石田正行さん(滋賀県守山市)からは通過(食なし)が報告されました。
下図はせんだい宇宙館による整約計算の結果です。 推定204kmの大型の小惑星に対して、143〜195kmの小惑星の弦が求められました。 これらを総合すると、実際の掩蔽帯は予報に対し北にずれ、小惑星の南半球側が観測されたものと推測されます。
Reduced by Tsutomu Hayamizu. (Update 2004.3.7)
この現象は対象星が微光で、また減光はわずか0.7等という厳しいものでしたが、優れた観測者により成功が導かれました。 この種の現象で、国内において月間3本も成功観測が得られたのは、2002年12月以来のことです。
※ 観測結果は星食のメーリングリスト JOIN に公開されたものです