2002.4.02 小惑星シャポシュニコフによる掩蔽の観測成果


 2002.4.2 23時56分頃、岩手県で観測された小惑星シャポシュニコフ(1902 Shaposhnikov) による恒星の掩蔽の結果です。
この現象は、IOTA(The International Occultation Timing Association)により予報されていたもので、 佐藤敏朗さん菅原寿さんらにより減光が観測されました。 掩蔽された恒星は、しし座にある10.8等星(TYC 1978-02056-1)で、全国の熱心な観測者により成果を収められました。
下図はせんだい宇宙館による整約計算の結果です。 この結果から、減光の観測は小惑星の南限付近をかすめたものと思われます。

シャポシュニコフによる掩蔽
Reduced by Tsutomu Hayamizu. (2002.4.10)

 佐藤敏朗さん菅原寿さんらポイントでは、2.7秒間の減光が観測されましたがこの結果から約34kmの弦が求められました。 柏倉さんのポイントの破線部分は、雲に遮られたことを示します。
減光の観測された地点以外にも全国各地より多数の報告が寄せられましたが、 いずれも食による減光は観測されませんでした。


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