2001.07.23 小惑星ウルダによる掩蔽の観測成果


 2001.07.23 午後10時00分頃、東北地方(宮城県,山形県)で観測された小惑星ウルダ(167 Urda) による恒星の掩蔽の結果です。(2001.8.22 更新)
この現象は、IOTA(The International Occultation Timing Association)により予報されていたもので、 3名の観測者により、ほぼ予報どおりに減光が観測されました。 掩蔽された恒星は、いて座にある6.2等星(HIP 96440)で、せんだい宇宙館による 整約計算の結果、小惑星の影が浮かび上がってきました。

ウルダによる掩蔽
Reduced by Tsutomu Hayamizu. (Update 2004.1.30)

柏倉さん(山形県大江町)と佐藤さん(宮城県仙台市)の観測はビデオによるもので、宮本さん(宮城県仙台市) は眼視による観測です。ビデオによる観測はせんだい宇宙館により時刻の解析が成されました。
減光の観測された3氏以外にも全国各地より沢山の方々より報告が寄せられましたが、 いずれも食による減光は観測されませんでした。整約図中以外の観測者(通過)は、木佐貫篤(宮崎市), 山西郁也さん(大阪府),江川文治さん(大阪府),赤沢秀彦さん(岡山県),内山雅之さん(三重県),松田秀樹さん(奈良県), 米山誠一さん(岐阜県),佐藤智子さん(東京都),宿谷譲さん(東京都),金子秀さん(千葉県),高島英雄さん(千葉県)です。

下の写真は、柏倉満さんにより観測されたビデオから抽出した、食の瞬間の連続写真です。
柏倉さま撮影のビデオより(7月23日)
ウルダによる掩蔽


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