この彗星はさらに予想を越える増光を続けて、ついには21世紀最初の肉眼彗星となりました。
この画像は地球に最接近の頃のものです。うっすらと伸びた尾が認められます。
この頃でおよそ4等級。空の暗いところであれば、かろうじて肉眼で認めることが出来ました。
撮影日時:2001年7月2日3時36分 露出10分 彗星追尾
レンズ:350mm F2.8
フィルム:スペリア800
備考:35o判550o画角にトリミング
撮影 : スターランドAIRA館長 百武裕司
2002.3.22 の電子メールより早水さま C/2001A2=リニア彗星が再び増光を始めています。 一昨日の目測では6等クラス(6.0)でした。分裂のせいか集光度がアップしていま す。これから月明かりと近日点通過のため見ることが難しくなってきます。6月の新 月頃までお預けになります。その頃には明け方の東天低く、4等クラスの肉眼彗星に なっている(!)可能性(期待)もあります。位置はくじら座の足下あたり。新彗星 と間違わないように注意したいと思います。梅雨に入り、晴天率の落ちる時期です が、久々の彗星ドラマが楽しめそうです。 スターランド・AIRA 百武 裕司