月食は、太陽、地球、月が一直線上に並び、地球の影の中に月が進入する現象です。
地球の影に入るにつれて、月は徐々に暗くなりますが、真っ黒にはならず赤味を帯びた色に染まります。
これは、地球に大気があるためです。
太陽の光は地球の大気を通過する際に散乱されにくい赤い色だけが残ります。
さらに、大気の屈折により赤い光は影の内側にまで曲げられて、月をほんのり赤く照らすのです。
月が地球の影に完全に入った状態を「皆既」といいます。
今回の月食は、欠け始め(20時48分),皆既(21時51分〜23時08分),全過程の終了(24時12分) までを丸ごと観察することができます。
月食は色の変化の美しい天文現象です。スケッチをして記録してみましょう。
関連のページ
2018年に見られる主な天文現象/
1月31日 全過程の見られる皆既月食
関連のサイト
日本公開天文台協会/2018年1月31日の皆既月食観測キャンペーン
国立天文台/2018年1月31日夜、皆既月食の色を観察するキャンペーンを実施
アストロアーツ/2018年1月31日宵〜深夜、皆既月食
時 刻 | |
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欠け始め | 20h 48m |
皆既始まり | 21h 51m |
食の最大 | 22h 30m |
皆既終わり | 23h 08m |
食の終了 | 24h 12m |
月食は なぜ赤い?
前述のよう、月食の場合、月は真っ黒にならず赤味を帯びて見えます。これは地球に 大気(空気の層)があるからです。下図のように、赤色の光は大気で屈折しても散乱しにくい性質があり、月面に入り込んで きます。しかし青色の光は屈折しても大気中で散乱してしまい、月面まで届きません。月食時に赤味を帯びて 見えるのはこのためです。ちょっと話がそれますが、昼に空が青く見えるのは、これも光の性質によるものです。 青い光は大気中で散乱しやすいために、空全体が青く見えるのです。
赤い光は散乱されにくく遠方に届く 青い光は散乱しやすく本影の中に侵入しない
薩摩川内市民まちづくり公社「キラキラ寺山事業」
薩摩川内市立少年自然の家 共催
日 時 :2018. 1月31日(水) 20:30 〜 24:30(最終受付 23:30)
ところ:せんだい宇宙館 2階観測室
内 容 :皆既月食の観察
天体望遠鏡と双眼鏡を多数用意
双眼鏡をお持ちの方はぜひご持参下さい。
お手持ちのデジカメで撮影しよう
月食の経過をスケッチしよう
月食は色の変化の美しい現象です。スケッチ用紙を用意しますので、
色鉛筆,クレヨン 等をご持参下さい。
申込み:不要 直接 当館にお越しください
参加料:せんだい宇宙館入館料
※ 天候不良時は観察会は中止します
■ 月食のスケッチ用紙 ■
月食の観察記録用にスケッチ用紙のデータを用意しました。月食は色の変化の美しい現象ですから、
色鉛筆などで記録してみましょう。
月食のスケッチ用紙ダウンロード (PDF:65KB)
上のリンクから右クリックで、「対象をファイルに保存」としてください。A4サイズのPDFデータを得ることが出来ます。
画用紙などに印刷してご利用ください。
2015年 4月 4日 | 前回の皆既月食。日本で全過程が見られた。 |
2017年 8月 8日 | 部分月食。未明から明け方に日本で見られた。 |
2018年 1月31日 | 今回の皆既月食。日本で全過程を見られます。 |
2018年 7月28日 | 次回の皆既月食。 |