流れ星ってなに?
流れ星は夜空の星が動いているのではありません。
流れ星のもとは、宇宙を漂っていた塵や小石なのです。小さすぎて望遠鏡でも見ることは
できませんが、宇宙にはたくさんの塵や小石が漂っています。これらが、たまたま地球に
ぶつかってくると、地球の空気と摩擦して光を出します。これが「流れ星」です。左の絵のように
割合に私達の住む地表に近いところで光っています。
流れ星は、高度100kmくらいのところで光りますが、ほとんどは燃え尽きてしまい地表
には届きません。
ペルセウス座流星群ってなに?
流れ星は、毎晩のように流れていて、じっくり観察すると、一時間に数個程度見ること
が出来ます。ところが、ある特定の時期にたくさんの流れ星を見られることがあり、これを「流星群」といいます。 地球は太陽を周っていますが、惑星の他にも「彗星(すいせい)」という種類のものが 多数太陽を周っています。彗星は地球よりもずっと小さくて壊れやすい天体で、彗星の軌道には、たくさんの塵や小石が帯状にばら撒かれています。地球がこのような帯を横切る
と、それがたくさんの流れ星となって観察されます。これが流星群です。流星群の元にな る帯は、元の彗星と同じ方向に動いているので、同じ方向から流れてくるように見えます。
ペルセウス座流星群は、ペルセウス座の方向から流れてくるように見えるために、このように呼ば れています。
2009年の ペルセウス座流星群は、8月12日〜13日が極大日と予報されています。
月は夜半前に昇ってきますが、おおむね好条件です。運がよければ、1時間当たり30個くらいの
流れ星を見ることが出来るかもしれません。
流れ星は、地面に寝転がって、楽な姿勢で観察しましょう。
