わし座に肉眼でも見えるほど明るい新星が出現しました。これほどに明るい新星の出現は たいへん珍しいことで、日本においては 1992年のはくちょう座新星(極大時 4.3等)以来のことです。「新星」とは、数日の間に爆発的に明るくなり、その後ゆるやかに減光し爆発前の状態に 戻るものをいいます。明るくなる程度は数百倍から数万倍にも及び、それまで星の見えないところに 突然星が輝くように見えるため、新星と呼ばれます。
今回のわし座新星は、ポルトガルのアルフレッド−ペレイラ氏により、12月1日に 6.0等で 発見され、12月3日には 3.7等まで明るくなりました。せんだい宇宙館では、この新星の極大期を 含む写真撮影に成功しました。
せんだい宇宙館による眼視観測では、12月3日には、3等台,7日には、5等台としました。
200mmF4 露出5分 Fuji SuperG-ACE400 トリミング
* この星図は、ステラナビゲータ(AstroArts,アスキー)により作成