ふたご座流星群は、現在のところ年間を通じて最も安定で活発な活動を見せること
で知られる流星群です。そのふたご群が、今年もしっかりとした活動を披露してく
れました。
下の表はせんだい宇宙館で観測された流星群のデータですが、この数字は一昨年の
大出現に匹敵するものでした。
このデータは
東亜天文学会へ報告致しました。
1998.12.13/14 観測時間 群流星数 HR CHR ZHR
22:15〜23:05JST 50分 10 12.0 86.4 146.9
00:00〜00:50JST 50分 26 31.2 61.8 68.0
01:00〜01:50JST 50分 20 24.0 130.6 130.6
03:30〜04:20JST 50分 45 54.0 345.6 380.2
観測:せんだい宇宙館.立山英樹,山本国彦
集計:立山英樹
(注) H R:実際に観測した流星の数
CHR:HRに雲や透明度を補正
ZHR:さらに放射点高度を補正
マスコミでも大々的に扱われたしし座流星群の後ということも手伝って、世間の
注目度も低かったことは残念でしたが、結果的にはしし群よりもかなり多い出現
となりました。この流星群、来年以降も高い期待ができそうです。
せんだい宇宙館のチームでは、このふたご群の流星のビデオ撮影を試み、4時間の
撮影に間に8ケの流星の録画に成功しました。ご来館のお客様で、ご希望の方には
ご案内致します。