電子メールでの報告書式の和文解説 について この解説は、ILOC(星食国際中央局(現在は海上保安庁水路部が事務局))へ、星食 接食の観測を電子メールで報告することを前提としたフォーマット(通称 ILOC76桁 フォーマット)の和文解説です。英語の原文は、IOTAのホームページにありますが、 せんだい宇宙館で和文化しました。ただし、この和文解説は英文の資料が古いバー ジョンのものであったり、訳者の力不足により訳しきれていない部分などがありま すので、あくまで"暫定"ということでご了承お願い申し上げます。もちろん今後も より正しいものに改訂していきます。もしお気づきの点などありましたらご指摘く ださいませ。 この解説の末尾には、大槻功様(阿武隈天文同好会)による実際の観測と、この 観測の ILOC76桁フォーマットによる報告の例を掲載しましたので、参考にして下 さい。 文責:せんだい宇宙館 早水 勉 -------------------------------------------------------------------------- IOTA/ILOC 星食観測報告の解説 E-mail 76桁フォーマット 最終更新 1995.11.18 Wayne H.Warren Jr. , David W Dunham (IOTA)による (訳者注:途中26行省略) レポートの解説 ILOCへの報告には、原則として全てアルファベット大文字を使用する。 (訳者注:括弧内省略) 大きな区切りの間には、ブランクの行を置いてよい。 この解説は、ILOCの"Use of form for recording occultaiton observations ;星 食観測記録用紙の使い方"と ILOC"GUIDE TO LUNAR OCCULTATION OBSERVATIONS (1982 March edition) ;星食観測の手引き(1982年3月)" を結合したものである。 さらに、David Dunhamの、1995年6月のON(Occultation Newsletter),6,148 による 新たな情報も付加した。 通常、数値中の小数点の位置を変えてはならない。整数の場合は右端に詰めて記述 する。例えば、5桁分のフィールドに"123"という数値を入力するときは、"123--" ではなく "--123"とする。(数値でない)文字情報は、通常、記入すべきフィール ドの左端から記入する。 ライン1 カラム 1-10 常に "PLACE NAME" カラム16-76 観測地 最も近い市町村名 ライン2 カラム 1- 7 常に "ADDRESS" カラム16-76 住所 代表者または観測者の住所 ライン3 カラム 1- 7 常に "E-MAIL ADDRESS" カラム16-76 アドレス 代表者または観測者のインターネット E-mail ア ドレス ライン4 カラム 1-14 常に "REPRESENTATIVE" カラム16-50 名前 接食の場合の観測隊のリーダーか報告者名 カラム51-64 常に "FORMS REQUIRED" ILOCの報告用紙が必要か カラム71-73 "YES" または "NO" (右詰めで記入) (訳者注:電子メールの場合は常に"NO"でよい) ライン5 カラム 1-11 常に "REPORTED TO" カラム16-76 レポートを送付する組織または個人名。例えば ILOC,IOTA,J.St amm 他 ライン6 (月以外の天体による掩蔽にのみ使用) カラム 1- 6 常に "OBJECT" カラム16-19 小惑星の場合、小惑星番号。右詰めで記入。番号未確定の小惑 星の時は省略。 カラム21-76 名称 21カラムから左詰めで記入。 ライン6 を明記することで、他の太陽系天体による恒星食のレポートに使用する ことが出来る。しかしながら、特に小惑星による食については、よりシンプルな IOTA の Asteroidal Occultation Report Form を使用する方がベターである。こ ちらも E-mail で送ることが可能。 望遠鏡および位置 カラム 1 常に "T" の文字 カラム 2 "A" で始まる識別コード。"T"のカラムに続けて、大文字(プ リント版フォームの"T"のカラムに記入する小文字に一致する 文字)を記入する。 「望遠鏡および位置」には、AからZの文字が使用できる。 一つの観測隊において、望遠鏡の位置が26よりも多いときに は、2つ以上のファイルを用いること。 カラム 3 望遠鏡のタイプ。 R:屈折式 N:ニュートン式 C:カセグレン式(シュミットカセグレン式を含む) O:その他 (次のラインに カラム1,2は同じ文字を記入、カ ラム3-5はブランク、カラム6-76に詳細を記入) カラム 4 望遠鏡の架台 E:赤道儀式 A:経緯台式 カラム 5 望遠鏡の駆動 D:自動追尾 M:手動 カラム 6 望遠鏡の口径 0.1cm単位で記入。数値を 1cm単位に丸める場合には、カラム9,10 は省略可。10cm単位で与える場合は、小数点はカラム9 に固定 すること。 カラム12-17 望遠鏡の焦点距離 1cm または 0.1cm単位で記入。焦点距離を 1cm単位に丸める場 合には、カラム16,17 は省略可。10cm単位で与える場合は、小 数点はカラム16 に固定すること。 カラム20-22 経度(度) カラム24-25 経度(分) カラム27-31 経度(秒) 0.01秒の桁まで記入できるが、0.1秒の桁があれば十分である。 (この場合はカラム31 はブランクにする) 小数点はカラム29 に固定して記入。 カラム33 東経(E) または 西経(W) カラム36-37 緯度(度) カラム39-40 緯度(分) カラム42-46 緯度(秒) 小数点はカラム44 に固定して記入。 経度の「秒」に準ずる。 カラム48 北緯(N) または 南緯(S) カラム49-54 標高 0.1m単位で記入。+/-30m の以内の精度があればよい。(訳者 注:ビデオ観測の場合には +/-10m以内の精度が望ましい) 標高がmの単位で与えられる場合には、カラム53,54はブランク に出来る。10m の単位で与えられる場合には、小数点をカラム 53に固定すること。 1000mの桁---カラム49に記入(1000m以下のときは、0またはブ ランク) 100mの桁 ---カラム50に記入 10mの桁 ---カラム51に記入 1mの桁 ---カラム52に記入 カラム55-66 測地系の名称または記号 (訳者注:日本測地系は「TOKYO」または「TD」, 世界測地系は「JGD2000」と記す) カラム67-71 (もしあれば) ILOC ステーションコード カラム72-76 (もしあれば) ILOC 望遠鏡コード 観測者と記録者 観測者とアシスタント名。プリント版フォームの冒頭に記入するものに相当する。 ILOC により符号化された、ステーション/望遠鏡/観測者/記録者 のコードが明 記されていれば記載の必要はない。 カラム 1 常に "O" の文字 カラム 2 "A" で始まる識別コード。"T"のカラムに続けて、大文字(プ リント版フォームで記入する小文字に一致する文字)を記入 する。観測者とアシスタントには、AからZの文字が使用でき る。一つの報告においては、26名以内に収めること。 カラム 5-30 観測者または記録者(アシスタント)の名前 カラム33-37 (もしあれば) ILOC ステーションコード カラム38-41 (もしあれば) ILOC 観測者コード カラム43-47 経緯度の概略誤差(角秒の単位) タイミング 全ての現象の時刻を記入。接食前後の星食、接食のデータの全てを、1現象につ き1ラインにこのセクションで報告する。(接食の場合は、観測開始,終了を示す ラインを含む) カラム 1- 2 現象の通番。(接食でない)星食のタイミングも、接食の通番 の前または後に限定して現象の通番を付けて良い。通番は、プ リント版ILOCフォームの左側に記載されているものに同じであ る。通番は右詰めで記入のこと。プリント版のように20ライン で区切る必要はなく、99タイミングまで使用できる。100以上の 現象数の場合は2つ以上のファイルで報告すること。 ##重要## カラム1,2 はブランクにせず、数値を埋めること。つ まり、通番の1〜9では、カラム1 に"0"を記入する必要がある。 プリント版フォームのカラム1〜53(カラムNo.は報告用紙の上 側に与えられている)と、E-mail版のデータとは、プリント版 のカラムNo.に2を加算することで一致する。詳細を以下に示す。 カラム 3-17 UT(世界時)の日付と時刻、YYMMDDHHMMSSSSS。秒(S)の中の 小数点は、カラム14と15の間に配置されている。 カラム18 恒星識別番号の星表コード R:ロバートソン黄道帯星表 X:USNO(米国海軍天文台)の XZ星表(XZ80シリーズ または、 XZ94D) D:DM星表(訳者注:掃天星表BDおよびCDを合わせてDMと呼 ぶ) A:AGK3星表 K:USNO K星表 P:プレヤデス星表 L:USNO L星表 Q:USNO Q星表 F:FK5/FK5拡張星表 M:PPM星表 S:SAO星表 O:その他,コメントをつけて明示すること カラム19-25 恒星の識別番号。ゾーンカタログ(DM または AGK3)を除き、 右詰めで記入する。ゾーンカタログでは、カラム19〜21 にゾー ンを記入する。(例,+19,-00,-22 等)ゾーンに続く番号との 混同を防ぐために、他の識別番号が利用できれば DM番号の使用 は避けたい。CD(コルトバDM)番号では、-22〜-30 のゾーンにお いて、9999(4桁)を超えることもある。このような場合は頭の "1"を省いて記入する。-18〜-23 ゾーンの DM番号を使用する場 合、コメントの中で正確な DM(SD,CD,CP)を明記するべし。SD (BDの南方拡張)と、CP(ケープ写真星表)の -18〜-23 のゾーン では、3つの全部の識別番号が存在しうる。BDとSD番号が混在 する -2°ゾーンでも同様に明記すべし。 カラム26-30 (ILOC よりコードが与えられていれば)ILOC ステーション コード。コードが無ければ省略。 カラム31-32 ILOC 望遠鏡コード (26-30 参照) カラム33-34 ILOC 観測者コード (26-30 参照) カラム35-36 ILOC 記録者(アシスタント)コード。(26-30 参照)観測者と 同一人物なら省略可。 カラム37 現象の種別 1:暗縁における潜入 2:暗縁における出現 3:明縁における潜入 4:明縁における出現 5:月食中の本影での潜入 6:月食中の本影での出現 7:またたき 8:閃光 9:通過(食は起らず) 0(ゼロ):その他(カラム37 に記入し、コメントを付ける) 瞬間的な現象でない(カラム56 参照)場合は、潜入の終わりを 「潜入」とし、出現の始まりを「出現」とする。 カラム38-39 測定および記録の方法。1つか2つの組み合わせが可。方法が1つ のみのときは、カラム39 をブランクにする。 P:光電観測 K:キータッピング S:ストップウオッチ E:目耳法 X:クロノグラフ T:テープレコーダー C:カメラと時計 V:ビデオ録画 O:その他(コメントにて明記のこと) カラム38 から左詰めにて記入する。カラム39 は通常ブランク となるが、KT や KX のように2つのコードを与えることが出来 る。 カラム40 時刻保持手段。 R:ラジオ信号(JJY,WWV,CHU 他) C:精密時計(標準時報により校正されたもの) M:標準時報により正確に関連付けられたメディア(コメン トに明記) T:電話時報 O:その他(コメントに明記) (訳者注:GPSによる保持は特に指定してないが、ILOCでは、"C" と記述し、コメントにGPSの使用を付記しているとのこと) (Note that local telephone... から accurate time signals avaialable by telephone までの 16行 省略) カラム41 個人差コード(PE) 個人差は常に観測者の反応時間を示すこと。機械的、電気的な 遅延も含まれるかもしれないが、無視できる量である。 S:次に示す個人差の量が観測値からすでに差し引いてある。 E:個人差が既知未知によらず、考慮する必要が無い。ビデ オや写真による測定,個人差が混入しない値。 N:個人差は不明 U:次に示す個人差の量が分っているが、観測値からまだ引 いていない。 カラム42-43 個人差の値。カラム41 で"S"または"U"を与えた時に 0.01秒の 単位で記入する。小数点は、カラム42 の前にあるものとする。 カラム42=0.1秒の桁,カラム43=0.01秒の桁。0.1秒単位で評価 した時には、カラム43 はブランクに出来る。 カラム44-46 現象時刻の精度 現象時刻,時刻保持,位置(?) 他の信頼性を総合した精度。 (----? なぜ「位置」が含まれるのか疑問に思いました。) 小数点はカラム44と45の間にあるものとする。 精度(訳者注:眼視観測の場合)は次の基準を目安に決めると 良い。 非常に良い :0.1 〜 0.2 秒 良い :0.3 〜 0.4 秒 まあまあ良い:0.5 〜 0.7 秒 悪い :0.8 〜 0.9 秒 非常に悪い :0.9 秒以上 カラム47 現象の確からしさ 1:現象は確かである 2:少し疑わしい 3:多いに疑わしい カラム48-49 (光電観測の時の)S/N比。ビデオやCCDによる観測にも使っ て良い。 (S is the total level or change, の意味が良く分りませんでした。) N は、星のみがあるときノイズの振幅。小数点は、カラム48,49 の間にあるものとする。 カラム50 二重星 および 名称不明の星 W:先行する星(西の星) E:後続の星(東の星) N:北の星 S:南の星 B:明るい方の星 F:暗い方の星 U:名称不明の星(コメントにてカスプ角か位置角を示すべ し) O:その他(コメントに明記のこと) カラム51 空の状態(シーイング) 1:良好 2:並み 3:悪い カラム52 空の状態(透明度) 1:良好 2:並み 3:悪い カラム53 特記事項 1:現象が瞬間的でない 2:暗縁が見える 3:視線からずれたところで起きた現象 4:星がかすか 5:薄曇を通しての観測 6:雲が多い 7:風が強い 8:薄明中 最も重要と思われるもののみを記入する。 カラム54-55 気温(摂氏の度)。-9度を下回る時はコメントに示す。 カラム56 その他の現象。プリント版フォームでは裏面のカラム56に相当 する。カラム37には含まれない、瞬間的でない(gradual),部分 的な(partial),または、かすかな(faint) 現象を示す。この場 合、カラム37 をブランク(または、"0"(ゼロ)を記入)にし て、次のいずれかのコードをカラム56 に記入する。 1:暗縁における潜入の始まり 2:暗縁における出現の終わり 3:明縁における潜入の始まり 4:明縁における出現の終わり 5:月食中本影での潜入の始まり 6:月食中本影での出現の終わり 7:部分的なまたたき(---? 意味がよく分りません) 8:かすかな閃光 カラム57 月縁のコード D:暗縁 B:明縁(日照のある状態。月食の半影を含む) T:明縁と暗縁の境界。または、月食中の本影との境界 このコードが必要となるのは、「またたき」や「閃光」, 接食の観測開始および終了(カラム58)、 (---? timed conjunctions... この部分、良く分りませんでし た。)の時のみである。 プリント版フォームの裏面のカラム57 に同じ。 カラム58 接食コード。接食中の一連の現象において使用。通常の星食お いてはブランクにする。星食限界線から3秒角(通常6Km)以 内の観測条件において使用すべし。 6:接食の現象(潜入,出現,またたき,閃光)。カラム37 に 現象コードのあるもの。 7:観測を失敗した 8:観測の開始、または再開 9:観測の一時的な中断、または終了 カラム74-76 望遠鏡,観測者,記録者 のコード。それぞれプリント版フォー ムの S1,S2,S3 に相当する。 カラム74 の望遠鏡コードは、ファイルの冒頭にある"T"(望遠鏡 および位置)ラインのカラム2 と一致する文字を記入する。観測 者と記録者のコードは、"T"(観測者と記録者)ラインのカラム2 と一致する文字を記入する。もし、テープレコーダー等、自動 的に記録する方法を用いた場合は、カラム76 はカラム75 と常 に同じコードになる。ただし、この場合でもアシスタントのい る場合には、それを記入しても良い。カラム74-76 を使用した 場合は、カラム26-36はブランクとすること。 コメント プリント版フォームでは、アイピースの規格や報時信号の呼び出し符号と同様、 特記事項は常に裏面に記載していた。電子メール版では、各々の現象の次のライン に記入する。この時、カラム1-4 はブランクにする。カラム5 はブランクにしては ならない。 報時信号局名は、ドキュメントの最後に付けるフッターの第2ラインに示すものと ことなる場合にのみコメントにて示す。 フッター フッターには2種類の情報が含まれる。これらは、IOTA のみで使用するもので、 ILOC への報告には含まなくともよい。このため、フッターラインは使用されるこ とは稀である。 最初の情報は、地図に関するものである。 カラム 1 常に "M" の文字 カラム 2 全ての観測地が同一の地図内である時にはブランク。複数の地 図を用いている場合に、このカラムに「望遠鏡および位置」の 文字記号(望遠鏡および位置のラインのカラム2 と同じ文字) をここに記入する。 カラム 4-34 位置を決定する際に用いた地図の名称もしくは符号。 カラム36-39 地図の刊行年 カラム41-51 地図の縮尺。左詰めで記入(例/「1:25000」) カラム53-76 地図の発行者。(例 「国土地理院」) フッターの2つ目の情報は、接食の概要に関するものである。IOTA の接食レポー トフォームの裏面下側のラインに同じ。 カラム 1 常に "G" の文字 カラム 3- 7 接触点の位置角(PA)。 0.1度単位で記入。 カラム 9-12 恒星の(明るさの)等級。 0.1等級単位で記入。 カラム14-16 輝面比。(訳者注:新月を0,満月を100とした、月面の日照を 受けた面積の割合) カラム17 新月から満月の期間は "+" を、満月から新月の期間は "-" を、 月食中は "E" を記入する。 カラム19-21 接食点のカスプ角(CA)。月食中の場合は、接食点の本影まで の距離。 カラム22 カスプ角(CA)の基準点の南北。 北側のカスプからの数値のとき "N" 南側のカスプからの数値の時 "S" 月食の本影までの距離を示している場合には、"U" を記入する。 カラム24-26 (---? ここの説明は良く理解できませんでした。nonredudant data ?) カラム27-30 観測隊内で観測された接触現象数(潜入,出現,またたき,閃 光)の合計数。確からしさ(タイミングラインのカラム47)コー ドが、1(確実)と 2(少し疑わしい)では、1現象としてカ ウントする。コードが、3(多いに疑わしい)は、カウントし ない。 カラム32 シーイング。観測隊における全ての現象中、最もシーイングの よいコード(タイミングラインのカラム51)を記す。観測ポイ ントが1ケ所しかなく、そこが通過(食がおこらない)となっ た場合は、接食中心時刻の状況を示す。 カラム34-36 カラム32 に与えられた最良のシーイングコードの中で、望遠鏡 の口径が最小のものを、cm単位で示す。 カラム38 「カッシニ領域」での接食の時、"C" を記入する。ACLPPP月縁 予報において、月縁が 2,3,4,7 のコード番号で示されている か、「Cassini region(カッシニ領域)」の警告がなされてい る。 カラム39-41 (---? ここの説明は良く理解できませんでした。) カラム42 (---? ここの説明は良く理解できませんでした。) カラム44-46 接食の観測でえられたワッツ角の中央値を最も近い度の単位で 記入する。観測結果が対称的なときは、接食中心のワッツ角が それになる。多くの場合、暗縁の現象でカスプ角が大きい時に 対称的な観測となる。 カラム48-50 月の秤動の"l"(latitude)の予報値。小数点はカラム49 と 50 の間にあるものとみなし、0.1度単位で示す。 カラム52-60 時刻保持に採用した時報局の呼び出し符号。 (---? 後の行の意味が良く分りませんが、省略しても良さそう に思います。) カラム61-76 カラム39-42 で参照した月縁の種類を示す。例:「ACLPPP」 (---? 後の行の意味が良く分りませんが、省略しても良さそう に思います。) (---? A second garaze から the 2nd graze line is: の9行が良く分りません ) カラム 1 常に "G" の文字 カラム 3- 7 常に "999.9" と記入 カラム 9-28 Occultaiton Newsletter summary の組織者名。カラム9 をブラ ンクにしてはならない。 *** E-mail 76桁フォーマットによる報告例(86aug29.e76) COLUMN # 1111111111222222222233333333334444444444555555555566666666667777777 1234567890123456789012345678901234567890123456789012345678901234567890123456 PLACE NAME HOLLYWOOD, MARYLAND, U.S.A. ADDRESS I.O.T.A.; 7006 MEGAN LANE; GREENBELT, MARYLAND 20770; U.S.A. E-MAIL ADDRESS DAVID_DUNHAM@JHUAPL.EDU REPRESENTATIVE DAVID W. DUNHAM AND RICHARD TAIBI FORMS REQUIRED NO REPORTED TO ILOC, IOTA TARAM 10.2 112 76 32 50.2 W 38 19 26.8 N 30.5NAD 1927 TBCED 20.3 203 76 32 48.1 W 38 19 24.6 N 30.5NAD 1927 TCNEM 25.4 142 76 32 44.8 W 38 19 21.5 N 30.5NAD 1927 OA MAHIPAL VIRDY 0.3 OB DAVID W. DUNHAM 0.3 OC TERRY LOSONSKY 0.3 0186 829080400 R 885 9T RE 5 1 112 9 6 AAA A MISS (NO OCCULTATION) WAS SEEN. THIS IS A COMMENTS TEST. 0286 8290803462 R 885 1V RE 1 1 112 9 6 BBB 0386 8290803466 R 885 2V RE 1 1 112 9 6 BBB 0486 8290803521 R 885 1V RE 1 1 112 9 6 BBB 0586 8290803539 R 885 2V RE 1 1 112 9 6 BBB 0686 8290803596 R 885 1V RE 1 1 112 9 6 BBB 0786 8290804020 R 885 2V RE 1 1 112 9 6 BBB 0886 8290823492 S 77621 2S RS4 1 1 112 9 BBB 0986 8290854170 S 77639 2S RS5 2 1 112 9 BBB 1086 8290933319 S 77662 2S RS5 2 1 112 9 BBB 1186 8290803465 R 885 1T RU3 3 1 112 9 6 CCC 1286 8290803500 R 885 2T RU3 3 1 112 9 6 CCC 1386 8290803515 R 885 1T RU3 3 1 112 9 6 CCC 1486 8290803550 R 885 2T RU3 3 1 112 9 6 CCC 1586 8290803575 R 885 1T RU3 3 1 112 9 6 CCC 1686 8290804025 R 885 2T RU3 3 1 112 9 6 CCC 1786 8290804055 R 885 7T RU3 3 1 112 9 6 CCC 1886 8290804355 R 885 1T RU3 3 1 112 9 6 CCC 1986 8290804360 R 885 2T RU3 3 1 112 9 6 CCC 2086 8290804420 R 885 7T RU3 3 1 112 9 6 CCC M HOLLYWOOD, MD 1963 1:24,000 U.S.G.S. G 346.0 5.6 31- 15N 9 72 1 6 0.3S 346 -57 WWV ACLPPP G 999.9 D. Dunham & R. Taibi COLUMN # 1111111111222222222233333333334444444444555555555566666666667777777 1234567890123456789012345678901234567890123456789012345678901234567890123456 ********(以下は、訳者による添付) 2000年8月24日97Tau の接食、阿武隈天文同好会大槻氏によるビデオ観測の解析結果 と報告の例。([JOIN:2769][JOIN:2774]より) (解析結果) No. 観測者 日付 星名 現象 基準報時 測定結果 想定誤差 備考 ( 1)大槻 功 Aug24 ZC730 02h36m 観測開始 ( 2) DD JJY 02h42m52.633s +/-1Fr 減光の始まり ( 3) DD JJY 02h42m52.750s +/-1Fr 消滅 ( 4) RD JJY 02h44m18.150s +/-1Fr 出現 ( 5) RD JJY 02h44m18.317s +/-1Fr 増光完了 ( 6) DD JJY 02h44m30.833s +/-1Fr 減光の始まり ( 7) DD JJY 02h44m30.883s +/-1Fr 主星の潜入? ( 8) DD JJY 02h44m31.000s +/-1Fr 消滅 伴星の潜入? ( 9) RD JJY 02h44m31.750s +/-1Fr 出現 (10) RD JJY 02h44m31.850s +/-1Fr 増光の完了 最大光まで復光していないように見える (11) DD JJY 02h44m32.467s +/-1Fr 減光の始まり (12) DD JJY 02h44m32.567s +/-1Fr 消滅 (13) RD JJY 02h45m01.700s +/-1Fr 小さな出現 伴星の出現と思われる (14) RD JJY 02h45m01.800s +/-1Fr 増光 主星の出現と思われる (15) RD JJY 02h45m01.917s +/-1Fr 増光完了 (16) 02h48m 観測終了 (E-mail76桁フォームによる報告例) COLUMN # 1111111111222222222233333333334444444444555555555566666666667777777 1234567890123456789012345678901234567890123456789012345678901234567890123456 PLACE NAME EDANO,KAKUDA-SHI,MIYAGI PRF.,JAPAN ADDRESS 48,AZA-MORI,MARUMORI-CHO,IGU-GUN,MIYAGI PRF.,JAPAN E-MAIL ADDRESS ZVH00553@nifty.ne.jp REPRESENTATIVE ISAO OOTSUKI FORMS REQUIRED NO REPORTED TO ILOC, TOSHIO HIROSE, MITSURU SOMA 観測地:宮城県角田市枝野 連絡先:宮城県伊具郡丸森町字森48 TANED 20.0 140.0 140 48 19.4 E 37 56 09.1 N 17.0TOKYO OA ISAO OOTSUKI :大槻 功 COLUMN # 1111111111222222222233333333334444444444555555555566666666667777777 1234567890123456789012345678901234567890123456789012345678901234567890123456 010008231736 R 730 8 AAA 02000823174252633R 730 0V RE 0041 11 1 6 AAA 03000823174252750R 730 1V RE 0041 111 6 AAA 04000823174418150R 730 2V RE 0041 111 6 AAA 05000823174418317R 730 0V RE 0041 11 2 6 AAA 06000823174430833R 730 0V RE 0041 11 1 6 AAA 07000823174430883R 730 1V RE 0042 B111 6 AAA 主星の潜入か? 08000823174431000R 730 1V RE 0041 F11 6 AAA 伴星の潜入か? 09000823174431750R 730 2V RE 0041 111 6 AAA 10000823174431850R 730 0V RE 0041 11 2 6 AAA 最大光まで復光していないように見える 11000823174432467R 730 0V RE 0041 11 1 6 AAA 12000823174432567R 730 1V RE 0041 111 6 AAA 13000823174501700R 730 2V RE 0041 F11 6 AAA 伴星の出現と思われる 14000823174501800R 730 2V RE 0042 B111 6 AAA 主星の出現と思われる 15000823174501917R 730 0V RE 0041 11 2 6 AAA 160008231748 R 730 9 AAA