2006.1.7 小惑星シメイサによる掩蔽の観測成果


 2006.1.7 20時29分頃 観測された小惑星シメイサ(748 Simeisa)による恒星食の結果です。
この現象は、IOTA(The International Occultation Timing Association)により予報されていた現象です。 掩蔽された恒星は、かに座にある 12.1等星(TYC 1371-01980-1)で、冨岡啓行さん(茨城県日立市)と 松井聡さん(長野県上田市)の2地点の観測者により減光が観測されました。 また、掩蔽帯の延長上、太平洋を隔てたメキシコの1地点(Monterrey大学)でも観測に成功しています。
この他、国内の11点では通過(食なし)が観測されました。

以上のほかにも天候不良などで観測できずの報告も頂いております。 ご協力いただきました皆様には、この場をお借りしまして御礼申し上げます。

下図はせんだい宇宙館による整約計算の結果です。推定直径103kmの小惑星に対して、42.4km〜91.9km の小惑星の弦が求められました。
観測にご協力いただいた皆様に、この場をお借りして御礼申し上げます。

シメイサによる掩蔽
Reduced by Tsutomu Hayamizu. (Update 2006.1.11)

* 図中の「高島&大場」は、高島英雄さんと大場富士夫さんの共同観測, 「小和田&鈴木」は、小和田稔さんと鈴木寿さんの共同観測 です。
* Pedro Valdes Sada さんは、メキシコ Monterrey大学天文台によるものです。
※ 観測結果は星食のメーリングリスト JOIN に公開されたものです


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