2005.11.11 小惑星ニナによる掩蔽の観測成果


 2005.11.11 03時51分頃 観測された小惑星ニナ(779 Nina)による恒星食の結果です。
この現象は、IOTA(The International Occultation Timing Association) により予報されていたもので、茨城県日立市の八重座明さんと冨岡啓行さんにより食による減光が観測されました。 掩蔽された恒星は、しし座にある 11.5等星(2UCAC 30537733)です。 また、大槻功さん(宮城県丸森町)と浜野和天文台(福島県郡山市)では通過(食なし)が観測されました。
以上のほかにも天候不良などで観測できずの報告も頂いております。 ご協力いただきました皆様には、この場をお借りしまして御礼申し上げます。

下図はせんだい宇宙館による整約計算の結果です。推定 65kmの小惑星に対して、八重座さんと冨岡さんの観測からは、 それぞれ、16.8km と 67.4km の小惑星の弦が求められました。 これらの結果から、小惑星の南端付近が観測されたものと推測されます。

ニナによる掩蔽
Reduced by Tsutomu Hayamizu. (Update 2005.11.13)

※ 観測結果は星食のメーリングリスト JOIN に公開されたものです


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