2005.10.24 小惑星ヘクバによる掩蔽の観測成果


 2005.10.24 02時57分頃 観測された小惑星ヘクバ(108 Hecuba)による恒星食の結果です。
この現象は、瀬戸口貴司氏(東亜天文学会)により見出され IOTA(The International Occultation Timing Association) により予報されていたもので、千葉県柏市の高島英雄さんにより食による減光が観測されました。 掩蔽された恒星は、おうし座にある 12.4等星(2UCAC 40639208)です。 また、北崎勝彦さん(東京都武蔵野市)では通過(食なし)が観測されました。
以上のほかにも天候不良などで観測できずの報告も頂いております。 ご協力いただきました皆様には、この場をお借りしまして御礼申し上げます。

下図はせんだい宇宙館による整約計算の結果です。高島さんの観測からは、推定 65kmの小惑星に対して、33.5kmの小惑星の弦が求められました。 これらの結果から、小惑星の南端付近が観測されたものと推測されます。

ヘクバによる掩蔽
Reduced by Tsutomu Hayamizu. (Update 2005.10.27)

※ 観測結果は星食のメーリングリスト JOIN に公開されたものです


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