2005.02.13 小惑星エルピスによる掩蔽の観測成果


 2005.02.13 21時15分頃 観測された小惑星エルピス(59 Elpis)による恒星食の結果です。
この現象は、IOTA(The International Occultation Timing Association)により予報されていたもので、 茨城県日立市の冨岡啓行さんにより食による減光が観測されました。 掩蔽された恒星は、かに座にある 10.8等星(TYC TYC 0802-00180-1)です。
この他、八重座明さん(茨城県日立市),上原貞治さん(茨城県つくば市),橋本秋恵さん(埼玉県秩父市),北崎勝彦さん(東京都武蔵野市) では通過(食なし)が観測されました。

下図はせんだい宇宙館による整約計算の結果です。冨岡さんの観測からは、推定 165kmの小惑星に対して、88.9kmの小惑星の弦が求められました。

エルピスによる掩蔽
Reduced by Tsutomu Hayamizu. (Update 2005.2.20)

※ 観測結果は星食のメーリングリスト JOIN に公開されたものです


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