2004.10.22 小惑星パリザナによる掩蔽の観測成果
2004.10.22 23時09分頃、徳島県で観測された小惑星パリザナ(914 Palisana)による恒星食の結果です。
この現象は、せんだい宇宙館により見出され、IOTA(The International Occultation Timing Association)により予報されていたものです。
掩蔽された恒星は、アンドロメダ座にある11.7等星(TYC 3232-00814-1)で、ほぼ予報どおりに徳島県那賀川町科学センターの前野拓さんにより減光が観測されました。
井田三良さん(滋賀県八日市市)からは、食の可能性は疑わしい前提での報告が,石田正行さん(滋賀県守山市)からは
減光が微少のため食が起きたかは不明との報告がありました。
また、このほか2地点では通過(食なし)が報告されました。
下図はせんだい宇宙館による整約計算の結果です。
推定76kmの小型の小惑星に対して、72.3kmの小惑星の弦が求められました。
前述の井田さんと石田さんの観測は点線で示してあります。

Reduced by Tsutomu Hayamizu. (Update 2004.10.27)
※ 観測結果は星食のメーリングリスト JOIN に公開されたものです
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