2001.12.28 小惑星ボリビアナによる掩蔽の観測成果


 2001.12.28 午後11時36分頃、宮城県南部と福島県で観測された小惑星ボリビアナ(712 Boliviana) による恒星の掩蔽の結果です。
この現象は、IOTA(The International Occultation Timing Association)により予報されていたもので、 3名の観測者により、ほぼ予報どおりに減光が観測されました。 掩蔽された恒星は、オリオン座にある10.3等星(TYC 0716-00821-1)で、全国の熱心な観測者 により見事な成果を収められました。
下図はせんだい宇宙館による整約計算の結果で、小惑星の影が浮かび上がってきました。

ボリビアナによる掩蔽
Reduced by Tsutomu Hayamizu. (Update 2004.1.30)

浜野和さんのグループ(福島県郡山市)と内山さん(福島県富岡町)の観測はビデオによるもので、大槻さん(宮城県丸森町) は、眼視による観測です。減光の観測された3地区以外にも6名の方々から報告が寄せられましたが、いずれも食による 減光は観測されませんでした。前田幸治さん(宮崎県清武町)の観測は図に収まっておりません。

下の写真は、浜野和天文台で観測された食の経過の画像です。(浜野和弘巳さま提供)
冷却CCDカメラによる撮像
ビデオ映像から抽出:減光の瞬間
 
ビデオ映像から抽出:復光の瞬間


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