池谷-張 彗星

池谷-張 彗星 双眼鏡のイメージ

前回 池谷・張彗星の観望報告をしたところですが今回は写真撮影に行って来ました。 星ナビや宇宙館のホームページのデータをもとに300o望遠レンズを使って撮影しました。 ちょうど、双眼鏡で見たくらいのイメージです。

撮影日時:2002年4月13日04時44分 6分露出
カメラ :リコーXR-8ボディ 300mm望遠レンズ f2.8をf4に絞る
フィルム:フジカラ− スペリア400
撮影地 :鹿児島県入来町八重山公園駐車場にて
撮影 :森永成一さま(鹿児島県天文協会)

池谷-張 彗星

まだ明るいぞ 池谷-張 彗星(モノクロ)

3月23日の画像と比較するとダストの放出が少なくなってきていることがわかりますが、 イオンテイルの方はまだまだ健在です。

撮影日時 : 2002年4月13日03時35分〜03時47分
撮影方法 : 直焦点にて60秒露光を8枚撮影
         画像処理ソフト:ステライメージ3にてコンポジット
         撮影場所 : 三重県阿山郡阿山町西湯舟
機材    : 望遠鏡:BORG125ED/F4(焦点距離500mm)
         冷却CCDカメラ:MUTOH CV−04をEチップにVer Up
         赤動儀:タカハシ EM−200 Temma PC
撮影 :田名瀬良一さま(三重県阿山町)

池谷-張 彗星

まだ明るいぞ 池谷-張 彗星(カラー)

彗星本体の光度は少し下がってきましたが、イオンテイルはまだ長く伸びています。

撮影日時 : 2002年4月13日04時08分〜04時21分
撮影方法 : 冷却CCDカメラに望遠レンズを装着してガイド撮影
            R画像 50秒露光を2枚撮影
            G画像 70秒露光を2枚撮影
            B画像 100秒露光を2枚撮影
         画像処理ソフト:ステライメージ3にて画像処理
         撮影場所 : 三重県阿山郡阿山町西湯舟
機材    : 望遠レンズ: Nikkor180mmED(f2.8)
         冷却CCDカメラ:MUTOH CV−04(Eチップに交換したもの)
         光映舎:新型干渉フィルター LRGB TYPE3
         赤動儀:タカハシ EM−200 Temma PC
         オプティック・アイポイント:ECR−P67を使用して視野回転
撮影 :田名瀬良一さま(三重県阿山町)


池谷-張 彗星

極大期の 池谷-張 彗星

1回あたりの露光時間を60秒で撮影すると核の中心部にブルーミングが発生 (電荷が限界まで蓄積されて隣の画素にあふれ出る状態)してしまったため、 露光時間を40秒まで減らしました。1週間前より確実に明るくなっています。

撮影日時 : 2002年3月23日19時05分〜19時16分
撮影方法 : 直焦点にて40秒露光を10枚撮影
         画像処理ソフト:ステライメージ3にてコンポジット
         撮影場所 : 三重県阿山郡阿山町西湯舟
機材    : 望遠鏡:BORG125ED/F4(焦点距離500mm)
         冷却CCDカメラ:MUTOH CV−04をEチップにVer Up
         赤動儀:タカハシ EM−200 Temma PC
撮影 :田名瀬良一さま(三重県阿山町)


池谷-張 彗星

近日点を通過した 池谷-張 彗星

3月18日に近日点を通過し、予測では最も彗星の明るい時期となりました。 目測では3等級台になっているように思われます。空が暗くなってくると、肉眼でも存在がわかりました。
彗星は今後地球に近づき、見かけの大きさが増してきます。

撮影日時:2002年3月20日19時15分〜19時43分
15cmF8屈折×0.5レデューサ+ Bitran BT-11C
1分×9コマコンポジット
撮影 : せんだい宇宙館 早水 勉


池谷-張 彗星

近日点通過日の 池谷-張 彗星

今日が近日点通過日です。 夕方、会社から帰ってきて大急ぎで撮影したので3枚しか撮れませんでしたが 尾はなんとか視野いっぱいに写りました。左下の月は、同日に同じ機材で撮影 したものです。見かけの大きさの比較をしてみると けっこう長い尾が伸びて いることがわかります。

撮影日時 : 2002年3月18日19時17分〜19時21分
撮影方法 : 冷却CCDカメラに望遠レンズを装着してガイド撮影
         60秒露光を3枚撮影
         画像処理ソフト:ステライメージ3にてコンポジット
撮影場所 : 三重県阿山郡阿山町西湯舟
機材    : 望遠レンズ: Nikkor180mmED(f2.8)
         冷却CCDカメラ:MUTOH CV−04(Eチップに交換したもの)
         赤動儀:タカハシ EM−200 Temma PC
         オプティック・アイポイント:ECR−P67を使用して視野回転
撮影 :田名瀬良一さま(三重県阿山町)


池谷-張 彗星

池谷-張 彗星の頭部拡大

池谷・張彗星の核近傍の画像です。尾の中心の濃い部分はイオンテイルで、 周辺の淡い部分はダストテイルでしょうか?

撮影日時 : 2002年3月16日19時4分〜19時14分
撮影方法 : 直焦点にて60秒露光を8枚撮影
         画像処理ソフト:ステライメージ3にてコンポジット
         撮影場所 : 三重県阿山郡阿山町西湯舟
機材    : 望遠鏡:BORG125ED/F4(焦点距離500mm)
         冷却CCDカメラ:MUTOH CV−04をEチップにVer Up
         赤動儀:タカハシ EM−200 Temma PC
撮影 :田名瀬良一さま(三重県阿山町)


池谷-張 彗星

C/2002 C1 池谷-張 彗星

調子に乗って、3/16も撮ってみました。 エメラルドグリーンの眼視のイメージに近づける処理を心がけてみました。

撮影日:2002年3月16日 19時25分〜
機材:アトラクス+R200SS(f800 F4)+CV16L(2×2ビニング −15度)
露出時間:L=60s×12枚 RGB=60s 1:1:2枚
撮影地:大口市(自宅観測室)
撮影 :岩永唯男さま(鹿児島天体写真協会)