M27星雲(亜鈴状星雲)
こぎつね座にある、大型の惑星状星雲です。 惑星状星雲とは、太陽くらいの質量の恒星が、一生を終えた後にその残骸で出来たガスの塊りです。 見かけが丸い形で、惑星に似ていることからこのような分類名(惑星状星雲/ Planetary nebula)となっていますが、惑星とは直接の関係はありません。
このM27星雲は、鉄亜鈴(アレイ)の形に似ていることから、亜鈴状星雲の愛称があります。 小型の望遠鏡でも観察しやすい対象です。
この星雲のある こぎつね座は、わし座 と はくちょう座の間にある小さな星座です。 ちょうど夏の銀河の中にあって、望遠鏡で見るとたいへん星の数も多く、美しい姿を観察できます。

M27亜鈴状星雲

吉見昭文さんのコメントより
雲間をついての短時間・高感度でのお手軽撮影です。 最近のデジカメの高性能さには驚きます。 少しトリミングしています。

撮影日時:2014.7.26 2時12分〜
露出:3分×4枚
カメラ:FUJIFILM X-E1(ISO3200)
望遠鏡:15.5CmF7屈折 直焦(レデューサーF5.2)
赤道儀:ロスマンディZ(ST4にてオートガイド)
撮影地:鹿児島県霧島市
撮影者:吉見昭文(鹿児島県天体写真協会)